Glide & Slide
60年代~70年代の正統派ブリティッシュ・ロックを踏襲し日本語ロックに昇華させるそのセンスは、とてもハタチそこそこのバンドとは思えない。彼らがフェイバリット・アーティストとしてバッドフィンガーやビートルズをあげるのもうなづける。 このデビュー・アルバムは、リリース先未定のままで2013年6月に合宿レコーディングされた。秀逸なメロディーと緻密かつシンプルなアレンジをベースにストリングスやハーモニーを加えた作品群。そのポテンシャリティは、無限の可能性を感じさせてくれる。また、アルバムのテーマ&キーワードでもある BLUE GLIDE SLIDE が、そのセンチメンタルな歌詞とともに、80年代フランシス・F・コッポラによって映画化された『アウトサイダー』『ランブルフィッシュ』『コットンクラブ』のYA3部作を想起させることから、ヤングアダルトロックと称され、大きな潮流を生み出しつつある。今、そしてかつて若者だった、青い欠片を持ちつづけているすべての人々の共感を呼び起こしながら・・・・・・・・。 『日本語ロックの王道を継承する、若くて渋くて、凄いこいつら!! 』